2011年11月16日水曜日

秋の夜長に

夫不在の今週。

ひとりでいると久しぶりに書き出してみたい気持ちが浮かんできた。

父のこと。

先日大阪に帰ったのは京都で父の一回忌があってのことだった。

そういうときは久々に兄弟親戚が一堂に会して近況なんかを話してひと時を過ごす。

これも父が私たちを引合せてくれる、大切な機会。


父に対しては悔いがあった。

父の具合が悪くなって、いろいろなことを整理しだした頃、私は結婚したばかりで

引っ越して初めて来た場所で、新しい職場を見つけて働き出したところだった。

忙しいうえに、始まったばかりの結婚生活にもまだ気を遣う毎日で、

父の話を十分聞いてあげる時間がなかった。

時間に限界があるから、できないものは後回しになる生活だった。

その時はそれを反省する間もないのだけど、

今になればもっと聞いて、話をしてあげれば父はもっと楽になって逝けたかもしれないと思う。


それでなくても、私は父の最期の頼みに応えてあげられなかった。

父の残してきた家に母がひとり住まいしていること。

父の心配は別れた母の最期のことに及んでいた。

それはかたちにして答えてあげられるものではなかった。


兄も私も東奔西走したけれど、父はそのことを気にかけながら亡くなった。



父は何事に関しても、早めに段取りをして、用心深く、用意のいい人だった。

でも別れた母の段取りまで済ませるのは、やっぱり無理だったと思う。


最後まで心を悩ませていたそういうことに、もっと言葉をかけて安心させてあげられていたなら。

こうやって書いてみると それほど難しいことではなかったんじゃないかと思えてしまう。

誰しも 心を悩ませていること、気になること、もやもやしていることを ひとつひとつ解いて

安らかになっていくのは大切なことだと思う。

それを助けてほしい、と今度誰か大事な人に頼まれるときには もっと優しく、敏感になって 大切にしてあげたいと思う

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